(ここでは外国為替証拠金取引の利益に対する申告を扱います。)
為替で儲けたら確定申告をして税金を払わねばならないので
去年(04年)の儲けを確定申告してみました。
以下はポイント3点です。
●外国為替証拠金取引での利益は“雑所得”扱いになります。
●雑所得での利益が20万円を超えると税金を払わねばなりません。
●雑所得は必要経費が認められています。
01)
●用紙に記入します。
私は取引用にパソコンを購入しましたのでこれを必要経費として計上してみます。
では、実践!
国税庁のホームページからインターネット上で確定申告申告書が作成出来ます。
今回はこいつを使ってやってみましょう。
国税庁のホームページはこちら
(便利な世の中になったもんですね。)
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〜〜用意するもの〜〜
○源泉徴収票
○証券会社からの年間取引報告書等の取引明細
○収支のわかるもの
○ハンコ
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●ではさっそくインターネットで記入してみましょう。
1.まず生年月日を入力
2.源泉徴収票から必要な項目を転記。
(項目の名前が同じものを転記するので簡単です)
3.外国為替証拠金取引は雑所得になりますので
所得の【雑】の項目に記入します。
雑所得は必要経費を差し引けますので、新規購入したパソコン代を控除しました。
(適用されるかな?)
指示に従い自宅住所などを記入します。
最後に給与取得以外の住民税を会社から天引きしてもらうか(特別徴収)、自分で支払いに行くか(普通徴収)を選択します。
私は自分で払いに行くことにしました。一般的には副業で儲けて税金を払うならば会社にばれないように普通徴収を選択するようです。
後はアドビ・アクロバットを起動してプリントアウトすれば完了。
必要な箇所に印鑑を押して確定申告の申告書は完成です。
必要な書類を持参して最寄りの税務署へ提出してください。
↓こんな感じッス(クリックで拡大画面がでます)
●ぐはっ!注意点!
私のパソコンは“マッキントッシュ”でブラウザが“インターネットエクスプローラー”だったので、意気揚々と挑戦していて、いきなりエラーがおきてしまいました…。
(macでIEは不可!たのむぜ国税庁…)
(この後、ネットスケープナビゲーターをインストールしました…)
あと支払い事業主の住所を入力するときには全角14文字との制限がありました。
(14文字じゃあ、入力できね〜よ〜)
プリントアウトを正しい寸法で出力するために、できあがった電子文書のまわりには黒い四角があるのですが、うまく調整できませんでした…。アクロバットを起動してプリントアウトの寸法を微調整しました。
(うーん、やっかいだ)
02)
●そして税務署へ提出に行って来ました。
パソコンの減価償却の計算がよくわからなかったので相談してみることにしました。
↑持っていった書類
相談窓口で用件を聞かれたので「外国為替で儲けが出たので申告します」と伝えたところ、証拠金の金融商品がよくわかってないようです。
外国為替証拠金取引は税務署でもあまり認知されてないとうわさには聞いたこともありましたが…。
さて、相談コーナーでは収支内訳書とういうものを渡されて、減価償却の計算の仕方をおそわりました。
…プチプチと計算して経費として無事計上できました。やったー。
おお〜っと通信費を計上するのを忘れたーッ! とほー。損しました。
来年は計上しなくては。
ぐはーッ! 手数料も計上するの忘れたぁー!、失敗しました…。くやしい…。
●書類ができました。提出。
領収書なども提出時に添付しなければならないのかと思っていたのですが、聞くと自宅に一年保管していれば良いとのこと。税務署が確認するときに書類があればよいらしいです。
外為の取引報告書も提出しなくて良いようです。
いちいち見てられないのもわかるのですが、意外とゆるいんですね。
そこで利益が出た日と金額を記したエクセルファイルのプリントアウトを提出することにしました。
…うーん、内訳書に家賃や消耗品を記入する欄があるのを見ていて、法人にしたほうがいいのかなとか思いました。
ところで小数点以下は切り捨てらしいですね。知らなくって小数点二位まで計算してましたよ…。
ちなみに支払う額は18万です…。とほ。この後住民税も請求されます…。
…たのむぜニッポン…!
また来年も申告できるようにドンドン儲けてゆきたいと思います。(05/03/30)
続き↓
>実践!確定申告体験記_その2・申告所得税を納税
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