って言っても行ってきたのは2005年11月下旬でした。素材を作っていてアップするの忘れてました。すみません。
2005年11月下旬に「感どうする経済館」がオープンしましたので、行ってまいりました!
●感どうする経済館とは?
「内閣府がやっている日本の経済がわかっちゃうミュージアム」だそうです。
作家の荒俣宏氏がプロデュースして、東京タワーの4階にオープンしました。
外観はこんな感じ。
展示物は全部で9つあります。いくつかご紹介いたします。
01)
●日本経済の足音時計
まずはこれ。見るのもつらい借金時計です。
私は夏休みの宿題はギリギリまでやらないタチなのですが、この展示物だけは“嫌いなものは最初に食べる”事にしました。最初にご紹介いたします。
762兆円! お、お、オソロシイ…!
日本の借金がどんどん増えてゆくんですよ!
1秒間に100万円ずつくらいのスピードですッ!
ここまですさまじいと壮大すぎて、なんだかかえって実感わかないですよねぇ。
そうかそれが目的なのか!? ゲーム感覚だな。 すごいのはわかったけど、身近に感じません。 そこで体感↓してみることにしましたッ!
02)
●日本の借金リュック
お次も“日本の借金”シリーズです。 上記の日本の借金が、どのくらい日本国民に負担がかかっているのかを体感できます。
まずは、1世帯あたりの負担額に換算したお札の重さを体感。
同じ額の紙幣をリュックにつめた場合の重さを、文字通り背負って、それはもう、苦しむことが出来ます。
1世帯あたり1,600万円! つまり1.6キログラムあります。
これなら楽々っすね。 お子様にも背負える重さです。 って、お子様に1世帯分の国の借金を背負わせちゃならないぜ。
と言うわけで2世帯分も軽々。キッズも安心。
なんなら、3世帯分だって楽チンさ。
ちょっと頼もしい姿をご覧にいれキッズの賞賛をあびつつ、お次は…。
1分間に増加する借金…6,500万円!
つまり6.5キログラムあります。…うむ、チャレンジ。
ずるずる…。米ぶくろみたいだ。
(これを背負うのか…)
よいしょ。重い…!!
こいつを1分間背負って耐えます。すなわち1分間で増える借金6,500万円を負担したことが体感できたわけです。
これが2分後には2倍の1億3,000万円で13キロ。
3分後には3倍の1億9,500万円で19.5キロになってゆくのか…!?
どんだけ借金がでかいんだよ!?
これは2つ背負うのはやめました。気持ちで負けました。
だって、リュックが3つも用意されているんだもん。
…!?
…ところが、もう一つリュックが…!?
なぬ!? 3分間で増える借金2億円…。20キログラムだそうです。
あるのかよ、3倍が!?
登山に出かけるようなでっかいリュックの中に、ギッシリとネガティブパワーが凝縮されております。 …しょうがない、背負いますよ…。
(どよ〜ん。これを背負うのか…重い)
さすがに一つしかおいてありませんでしたが、これはキッズじゃあ、背負えない。
おりゃあ!
ズシーン! 腰くだけ!
これで3分間たえるのはつらいッスよ! このまま背負い投げで見知らぬ遠くへ投げ飛ばそうかと思いましたよ。
●日本の借金リュックの感想
国民1世帯が日本の借金を負担した場合の1,600万円はけっして少なくない数字ですが、日本のご家庭のお父さん、お母さんたちがそれぞれこのリュックを背負っている様子をイメージすることができました。
1分間ごとに増えるリュックは、日本の借金がどんどん増えてゆく、その恐ろしさを体感することができました。
左のオレンジのリュックが3分後には右のグリーンのリュックに膨張するわけです。背負っていると、
どんどん、どんどん、どんどん巨大になってゆくのです!
「妖怪・子泣きじじい」ってわけです!
こいつを「エイヤッ!」と投げ飛ばしてやっつけたところで、
760兆円の巨大な親玉の38万分の1にしかすぎないってわけですな。
しかも3分ごとにグリーンのリュックが一つずつ増えてゆくという、エンドレス。
すごーく恐ろしい体験でしたッ!!
3分間で増える20億円のリュックが38万個あったらどのくらいなんでしょうか?
おおまかに想像してみます。
リュックの底が30cm×30cmだとして…。
600×633個ならべて、合計37万9,800万個です。
18,000cm×18,990cmの大きさ。 メートルに換算すると、
180m×189mくらいの大きさですね。
これは東京ドームの大きさくらいのようです。
こんなに一面にリュック、リュック、リュックかー。
膨大ですね…。
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03)
●100億円ベンチ
これは素敵なベンチですね! こんなふうに腰かけることができます。 借金リュックを背負って心身共にくたびれたので、ありがたい趣向です。
以前「お札と切手の博物館」で1億円を持ち上げてみたので、これはその100倍ってわけですね。うーん、巨大だ。もはやホンモノはおけないのですね。
01).フロントビュー
02).サイドビュー
03).リアビュー
なんだか、
なにが置いてあるのかわかりずらいですね!
100億円ならべるとこんな感じのイメージなのですね。
この上に大の字に寝て写真を撮ろうと企んでいたのですが、お子様たちのお邪魔にならないように行動したので、かなわず。ザンネン。
日本の借金もそうですが、でかすぎてなんだかさっぱりイメージがわきませんよね。こんなふうに形で表すとちょっとは想像できますね。
続き↓
>潜入!感どうする経済館_その2_1万円の価値の巻
(06/01/20)
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