外国為替証拠金取引(以下外為)には様々なリスクが存在します。どのようなリスクがあるのかしっかり理解しましょう。
01)外国為替証拠金取引で特に注意すべきリスク
●為替変動リスク…小さな為替変動でも大きな損失を被るリスク。 外為取り引きは少ない資金で大きな金額を動かして利益を得る投資手段です。このため、少しの為替変動で大きく資産が目減りする可能性があります。
●金利変動リスク…各国の政策金利が変わることにより、受け取れる金利が縮小するリスク。
●信用リスク…取り引き業者が倒産するリスク。経営破綻して口座が凍結されてしまう可能性もあります。預ける資金は業者の資産と別にして管理される必要があります。
●流動性リスク…通貨が取り引きできないリスク。世界中のさまざま要因で為替相場は動いています。主要国の休日や戦争、政変により一時的に流通が困難になる可能性があります。
●レバレッジ効果によるリスク…大きなレバレッジをかけると利益も大きいが損失する可能性も大きくなる。
●カントリーリスク…投資先である海外の国に起きるリスク。国際情勢や政治動向などが経済に影響を与えます。
02)個人投資家として気を付けるべきリスク
●投資しないリスク…インフレなどで物価の価値が上がり、お金の価値が下がってしまうリスク。インフレでの物価の上昇率が、預金などの利率より上回ってしまうと銀行などに預けてあるお金の価値が下がってしまうことになります。この場合、株や土地、債券など現金以外の資産を持つ必要があります。
●金融商品を理解していないリスク…どのような特徴があるのか、仕組みをよく理解していないで予想外の損失を出してしまうリスク。
●取引システム上でのリスク…ネット上でオンライン取り引きをするときに、うっかり数値を入れ間違えてしまうリスク。 システムの故障や誤作動、通信障害のリスクも存在します。
投資をする時にはリスクは常に隣り合わせにあります。 取り引きを始めるにあたり、どのようなリスクが存在するのか、しっかりと理解しリスクを負っていると認識して取り組む必要があります。
外国為替証拠金取引はハイリスク・ハイリターンの金融商品です。しっかりと理解すればリスクを抑えて投資することが可能になります。
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