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即席麺大手3社、06年3月期−定番への集中が奏功し増収増益


 即席麺大手3社の06年3月期(明星食品は06年3月中間)は、定番ブランドへの集中などが奏功し、いずれも増収増益となった。日清食品は袋麺が好調で売上高、営業、経常利益が過去最高。東洋水産は国内の即席麺の売上高が初めて1000億円を突破した。また両社とも米州が好調な上、円安も寄与し、売上高を押し上げた。明星食品も定番品の強化と採算重視の営業への転換で、大幅増益を達成した。
 総市場が1%程度減少したとみられる中、大手3社はシェアを伸ばした格好。首位の日清は「チキンラーメン」が好調な袋麺で前年度比11・1%増。カップ麺では「日清ラ王」など高価格帯商品の不振を「カップヌードル」など定番品が支え、同0・6%増とプラスを維持した。

(5月18日(木))

 

日刊工業新聞より引用

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